私の仕事と結婚
はっと目が覚めた私。

隣で典弘が寝ている。

「今何時だろう…。」

「6時くらいかな。」

私はびっくりして、典弘の顔を覗き込んだ。

「起きてたの?」

「歩夢が動いた気配で目が覚めた。おはよう。」

目が合って、何だかとても恥ずかしい。

「おはよう。典弘今日の仕事は?」

「念のため、有給を申請しといた。歩夢は公休日だろう?」

「何で知ってるの?」

「月曜日には歩夢の会社の電話がつながらないから。」

私はそんな事気にした事なかった。

「歩夢…。」

典弘の手が伸びてきた。
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