9歳差は、アリですか?
どうせ、笹山には全て知られているのだ。立原はだんだん恥ずかしさを越して自暴自棄になりそうになる。
「課長、…その、どこまで知っておられるんですか」
「どこまでって、ハルカと立原さんの関係?」
「まあ、」
「基本全部かな。俺バカにはするけど口外はしないって、ハルカ知ってるからほとんど話てると思うよ」
今は口外しているというのではないのか。笹山を無意識に無の表情で凝視した。しかしここ数分で学習したが、笹山には基本何を言っても効かない。だからあえてのコメントは控える。が、
「ハルカの一目惚れで、9歳年上のお姉さんに猛アタックの結果なんと運命の再会を果たし、家に呼ばれてご馳走になって勢いで告白して、まあなんやかんや年増の屁理屈とティーンの青さのすれ違いがあったけど、なんやかんやでめでたくお付き合い開始!そしてラブラブに彼女んちに入り浸っていたけど、なっかなか進展せずでお互い距離を測っていた時まさかのキスだって数回しかした事ないのに、訳も分からず別れを切り出された。そして、彼女さんは振ったのに未練たらたら、ってところかな?俺が知ってるのは」
ほぼ、というか全部知っているではないか!唖然として、文字通り開いた口がふさがらない。しかも未練たらたらなんて言われてほんのり頬が赤くなる。
「課長、…その、どこまで知っておられるんですか」
「どこまでって、ハルカと立原さんの関係?」
「まあ、」
「基本全部かな。俺バカにはするけど口外はしないって、ハルカ知ってるからほとんど話てると思うよ」
今は口外しているというのではないのか。笹山を無意識に無の表情で凝視した。しかしここ数分で学習したが、笹山には基本何を言っても効かない。だからあえてのコメントは控える。が、
「ハルカの一目惚れで、9歳年上のお姉さんに猛アタックの結果なんと運命の再会を果たし、家に呼ばれてご馳走になって勢いで告白して、まあなんやかんや年増の屁理屈とティーンの青さのすれ違いがあったけど、なんやかんやでめでたくお付き合い開始!そしてラブラブに彼女んちに入り浸っていたけど、なっかなか進展せずでお互い距離を測っていた時まさかのキスだって数回しかした事ないのに、訳も分からず別れを切り出された。そして、彼女さんは振ったのに未練たらたら、ってところかな?俺が知ってるのは」
ほぼ、というか全部知っているではないか!唖然として、文字通り開いた口がふさがらない。しかも未練たらたらなんて言われてほんのり頬が赤くなる。