9歳差は、アリですか?
しかし浅岡の驚いた顔に驚いたのか、立原は一度目を大きく開いてから、ニコリと笑った。
「どうしたの悠くん?」
「あいや、そのっ。鍵、貰ってくれると思ってなかったから」
「ーーなんで?悠くんだってしょっちゅうウチに来てるでしょ。あたしも悠くんの家行ってみたかったから、凄く嬉しいよ?…彼氏の家の鍵とか初めて貰うから、こんなに嬉しいと思わなかった」
柔らかく笑う立原を見て、ホッとした。それに今迄の男に嫉妬せずに済んでよかった。
「でもなんで一人暮らし?家から近いんでしょう?」
「うんまあ、でも自立しときたくて。ーーー涼子は大人だけど、俺は大学生で。それでもいつかはちゃんと涼子と……できるように、っていうか練習?」
「そっか。じゃあ悠くんちにご飯作り行けるね。なんか恋人っぽい」
恥ずかしくてきちんと言えなかったところを完全にスルーしてくれて、むねを撫で下ろす。本当はちゃんと立原に釣り合うような男になるべく、まずは自立だと思い、一人暮らしを始めたのだった。
「ごめんね、あたしも鍵あげたいんだけど、マスターキーしか無くて。暗証番号って味気なさ過ぎよね」
「全然!ていうか俺涼子んちに入り浸り過ぎだったし。駅もまだ一緒だから、今度は俺んち来て欲しい。やっと涼子呼べるくらいに片付いたから」
それに立原が力強く頷いた。
「うん。帰り、場所教えてね?」
うん。と声が出ないくらいだったが、頬を染めながらも浅岡も頷いた。
「どうしたの悠くん?」
「あいや、そのっ。鍵、貰ってくれると思ってなかったから」
「ーーなんで?悠くんだってしょっちゅうウチに来てるでしょ。あたしも悠くんの家行ってみたかったから、凄く嬉しいよ?…彼氏の家の鍵とか初めて貰うから、こんなに嬉しいと思わなかった」
柔らかく笑う立原を見て、ホッとした。それに今迄の男に嫉妬せずに済んでよかった。
「でもなんで一人暮らし?家から近いんでしょう?」
「うんまあ、でも自立しときたくて。ーーー涼子は大人だけど、俺は大学生で。それでもいつかはちゃんと涼子と……できるように、っていうか練習?」
「そっか。じゃあ悠くんちにご飯作り行けるね。なんか恋人っぽい」
恥ずかしくてきちんと言えなかったところを完全にスルーしてくれて、むねを撫で下ろす。本当はちゃんと立原に釣り合うような男になるべく、まずは自立だと思い、一人暮らしを始めたのだった。
「ごめんね、あたしも鍵あげたいんだけど、マスターキーしか無くて。暗証番号って味気なさ過ぎよね」
「全然!ていうか俺涼子んちに入り浸り過ぎだったし。駅もまだ一緒だから、今度は俺んち来て欲しい。やっと涼子呼べるくらいに片付いたから」
それに立原が力強く頷いた。
「うん。帰り、場所教えてね?」
うん。と声が出ないくらいだったが、頬を染めながらも浅岡も頷いた。