9歳差は、アリですか?
送ってから、やってしまったと後悔が渦巻いた。しつこい男って嫌われないだろうか、とマイナスの方向に思考が行く。
しかし、思ったより早く返信が返って来た。
差出人:立原涼子
本文:今日は5時終業!久々の花金です。5時半に、駅で待ち合わせでいい?
涼子
「ほらね」
勝ち誇ったようにヨッシーがディスプレーを覗く。浅岡も立原の思った以上の好意的な返事に驚いた。
「涼子さんも年上って事気にしてんなら、ハルカがそんなこと気にならないくらいリードしちゃえばいいんだよ」
「そうか。じゃあ、この前涼子さんに不意打ちでキスしたのは失敗じゃない?」
「不意打ちでしたのかよ。でも、レナも言うけど、オンナはちょっと強引なくらいリードされる方がいいんだって」
「なら、俺から仕掛けてもいい訳?」
「いいと思うぜ。ただなあ…、個人的な事だからあんま口出しできないけど、」
ヨッシーがアドバイスする口調になった為、浅岡は姿勢を正してヨッシーに向き直った。
「涼子さんってなんとなく、年上感満載じゃね?」
「えっ?」
「ちゃんと付き合ってんだし、呼び捨てにしちゃえばって」
いやいやいや、無理だよそんなの。と言いかけて、浅岡はやめる。浅岡がそんなこと思えば立原は余計肩身の狭そうな態度になる。
ここはひとつ仕掛けてみるか、
「涼子っ、…って呼ぶって事だよね」
「いいじゃん。涼子さんも喜ぶと思うよ」
そうかなあとか言いながら満更でもない。
しかし、思ったより早く返信が返って来た。
差出人:立原涼子
本文:今日は5時終業!久々の花金です。5時半に、駅で待ち合わせでいい?
涼子
「ほらね」
勝ち誇ったようにヨッシーがディスプレーを覗く。浅岡も立原の思った以上の好意的な返事に驚いた。
「涼子さんも年上って事気にしてんなら、ハルカがそんなこと気にならないくらいリードしちゃえばいいんだよ」
「そうか。じゃあ、この前涼子さんに不意打ちでキスしたのは失敗じゃない?」
「不意打ちでしたのかよ。でも、レナも言うけど、オンナはちょっと強引なくらいリードされる方がいいんだって」
「なら、俺から仕掛けてもいい訳?」
「いいと思うぜ。ただなあ…、個人的な事だからあんま口出しできないけど、」
ヨッシーがアドバイスする口調になった為、浅岡は姿勢を正してヨッシーに向き直った。
「涼子さんってなんとなく、年上感満載じゃね?」
「えっ?」
「ちゃんと付き合ってんだし、呼び捨てにしちゃえばって」
いやいやいや、無理だよそんなの。と言いかけて、浅岡はやめる。浅岡がそんなこと思えば立原は余計肩身の狭そうな態度になる。
ここはひとつ仕掛けてみるか、
「涼子っ、…って呼ぶって事だよね」
「いいじゃん。涼子さんも喜ぶと思うよ」
そうかなあとか言いながら満更でもない。