9歳差は、アリですか?
彼女の指差した方を見ると立原と利用していた駅だった。ここでまたフラッシュバックする。いつもデートはこの駅内のカフェだった事を思い出した。未練たらたらなため、わざと通らないようにしていたのにいつの間にか来ていたようだ。
「え、カフェ?」
「うん、ちはる疲れたー。ケーキ食べたいな?」
普通の女の子の反応にいちいち顔が引き攣る。えええ、疲れたって…気持ち悪。普通の感情が欠落していると、相手の女の子が可哀想になるくらいひどい言葉が浅岡の内心を駆け抜けていた。
「え、俺は別いいかな。疲れてないし」
「ハルくんは疲れてなくても、ちはるは疲れたの!」
「学校から5分ちょっとなのに?」
思わず素で聞き返してしまうあたり本当に女心をわかっていない。好きな人には甘えたいというのに。
甘えたいという感情は浅岡の場合、立原限定だったからか、理解できないといった様子だ。
浅岡もドライなようで、だからこそ立原とうまくやっていけてた(?)のだろう。別れてしまったが。
しかし、彼女に無理矢理駅に連れて行かれ渋々カフェを目指した。
『ほら、ベリータルトだよ。美味しそう、綺麗』
『悠くん、こっちも味見してみない?』
『それ、あたしも欲しいな』
だいぶ甘いことを(声は淡々としていた為、周りからは全く甘い雰囲気には思われていなかったが、当事者たちからしたら甘々だったようで)立原ともしていたが、あくまで立原だから成立したことで、他では無理だ。
「え、カフェ?」
「うん、ちはる疲れたー。ケーキ食べたいな?」
普通の女の子の反応にいちいち顔が引き攣る。えええ、疲れたって…気持ち悪。普通の感情が欠落していると、相手の女の子が可哀想になるくらいひどい言葉が浅岡の内心を駆け抜けていた。
「え、俺は別いいかな。疲れてないし」
「ハルくんは疲れてなくても、ちはるは疲れたの!」
「学校から5分ちょっとなのに?」
思わず素で聞き返してしまうあたり本当に女心をわかっていない。好きな人には甘えたいというのに。
甘えたいという感情は浅岡の場合、立原限定だったからか、理解できないといった様子だ。
浅岡もドライなようで、だからこそ立原とうまくやっていけてた(?)のだろう。別れてしまったが。
しかし、彼女に無理矢理駅に連れて行かれ渋々カフェを目指した。
『ほら、ベリータルトだよ。美味しそう、綺麗』
『悠くん、こっちも味見してみない?』
『それ、あたしも欲しいな』
だいぶ甘いことを(声は淡々としていた為、周りからは全く甘い雰囲気には思われていなかったが、当事者たちからしたら甘々だったようで)立原ともしていたが、あくまで立原だから成立したことで、他では無理だ。