夢の中
母の宝石箱から
色とりどりの
小さな石を
もってきて
左耳へ
ひとつひとつ
いれていきました

きらきらちかちか 
目が回る  
からんころんと
騒がしい
頭をこんこん 
叩いて 
全部出しました

仕方がないので
左耳に
金の砂を
さらさらと 
入れました

寝返りをうつと
こぼれてしまうので
そこらにあった 
白くてふわふわしたもので
ぎゅっぎゅとつめこみました

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