栗色彼女(*番外編14p〜*)
「せんぱーい!待たせましたか!?」
手をブンブン振りながら、俺の方に走ってくるあいつ。
慣れてなさそうなヒールを履いて、途中転びそうになったりしてる。
危なっかしいし、可愛い。
多分今日俺は、これだけの為に起きてるんだと思う。
あいつに会う為だけに目を覚ましたんだ。
にしても、くそ可愛いな天使だな。
「どこ行く気だよ」
「どっかです!散歩です!」
「へー。」
「嫌ですか?」
「…別に」
(なんでもいい、隣にいるし。)