栗色彼女(*番外編14p〜*)

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彼と別れてから、1週間。


彼は数日、寄りを戻したいと私のところにやってきたけど、無視。

浮気者、と怒鳴り付けたくなったけど、こんな奴に怒鳴ってやる価値もないわ。




「……」


ふと通りかかった、本屋の前で立ち止まる。

そういえば数学のノートが残り少なかったことを思い出した。

ちょうど本屋があるんだから、ここで買っておこう。


自動ではないドアを開けて本屋に入れば、いらっしゃいませと静かな声が聞こえた。

本屋でも、いらっしゃいませって言うんだっけ?
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