LONELY GUARDIAN―守り人は孤独と愛を歌う―
オレは理仁を見据えた。
「あんたこそ何者なんだ? どこまでオレたちのことを知ってる?」
《預かり手は交流しないって? そりゃ、そーいう伝統だよね~。でも、集まりつつあるじゃん? おれさ、文徳と出会ったころから調べてんの。運命とか信じちゃうタチだし?》
「四人の預かり手と四つの宝珠が集まる? そういう運命だと?」
《四獣珠が言う因果の天秤って、気になんない? 重要そうじゃん? てか、交流しないのが可能なのは、昔の話だよ。
ネットもスマホも何でもござれの現代で、調べりゃ、あっという間に情報が出てくるのに、お互い知らんぷりなんて、むしろ難しいよ?》