LONELY GUARDIAN―守り人は孤独と愛を歌う―


師央が、しれっと爆弾を落とす。


「鈴蘭さん、大丈夫です。

今度、一緒に料理しましょう。

日曜日でどうですか?

うちに昼ごはんを作りに来ませんか?」


うちに……って、おい!


「師央、勝手に何言ってんだ!

第一、オレは日曜の昼はバンドの練習だ」

「えーっ?

誰も煥さんのために、とは言ってませんよ?」

「あ……なっ、このっ……!」

「でも、せっかくだから、晩ごはんにします?

鈴蘭さんに作ってもらって、一緒に食べて」

「~~か、勝手にしろ!」

「やったー! ってことで。

鈴蘭さん、日曜の夕方、いいですか?」


鈴蘭が悲鳴をあげた。


「え、ええぇぇっ!?」


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