LONELY GUARDIAN―守り人は孤独と愛を歌う―
「理由? おもしろそうだから、だ」
口ほどにもなかった。
ケンカは、日が沈む前に片付いた。
烈花の残党の三人は、それなりに強かった。
オレたちが烈花と戦ったとき、こいつら、何でいなかったんだ? 相当な戦力だろうに。
そう思ってたら、順一が先回りして答えた。
「もともと自滅するつもりだったらしい。幹部がさ、何かヤバいことやってたらしくて。一発でつかまるような、危険なこと。それに関わってなかったメンバーは、このとおり。何も知らされないまま放逐、ってわけ」
ヤバいこと、か。
銃か薬の売人でもやってたのか?
しかし。
「改造エアガンだって、十分ヤバいんだが。あの殺傷能力は完全に違法だ」