LONELY GUARDIAN―守り人は孤独と愛を歌う―
オレは正木に、海牙は世良に、正面から突っ込んでいく。
泡を食った銃撃。
ピストルなんか無意味だ。
海牙がオレの後ろに下がって、オレは障壁で全部の銃弾を防ぐ。
「ぅるぁああっ!」
オレは障壁ごと、正木に殴りかかる。
海牙はオレの肩を踏み台に跳躍した。
正木がギリギリでオレの拳をかわす。かわした先を、オレは回し蹴りで狙う。
落下の勢いに乗った海牙が、世良を蹴る。攻撃を受けた世良が、強引な体勢でダメージをしのぐ。
至近距離での連続攻撃。
撃たせない。肉弾戦で仕留める。
正木の動きがスムーズじゃない。右脚にケガを負ってる。未来のオレがやったのか? 上出来だ。