LONELY GUARDIAN―守り人は孤独と愛を歌う―
赤服の連中が、間合いを挟んで立ち止まった。
真ん中の男がリーダー格らしい。ニヤニヤしながら口を開いた。
「瑪都流の銀髪野郎に、烈花の残党! 締めてぇやつらが揃ってやがる! ラッキーだな、おい!」
順一がニヤリとして、ささやいた。
「共同戦線ってことで、いいか?」
「信用できるんだな?」
河原の土手の上に、見慣れたシルエットが現れた。けっこうな人数だ。
先頭の男がオレに声をかける。
「読みが当たったよ。煥と元・烈花の三人の四人が集まるところに緋炎が来るはず。それも、多勢に無勢を狙った総力戦でな」