LONELY GUARDIAN―守り人は孤独と愛を歌う―


いちばん近いコンビニへ師央を連れていって、金も出してやった。


帰ってきた師央は、キッチンに立った。


三十分後に、純和風の朝飯が出来上がった。白米、味噌汁、だし巻き卵、白菜の浅漬け。



「浅漬けは、出来合いのものなんですけど。味、お口に合うかな?」



オレと兄貴を前に、師央は肩を縮めた。


兄貴は即座に食べ始めて、「うまい!」と目を輝かせた。


外ヅラのいい兄貴はお世辞も得意だけど、この顔は本気だな。



ただ、なんとなく、オレは箸をつけるのに抵抗があった。


だって、師央の正体がわからない。


言葉も行動も意味不明だ。


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