俺と僕のお兄様

僕が今いるところは、全寮制窩雀高校である。

なぜ、となると時間は少し遡る

















3日前、白くて涼しい一室で目を覚ました。

まだ視界がボヤけていて、よくわからない、だが、隣に僕の手を握りながら寝ている人物が居ることだけは何と無くだがわかった

知らない人…………

徐々に視界がハッキリなるにつれて、そんなことを思った

今だに、規則正しい息をしながら寝る男、全然見覚えが無い

誰だろう？と、思い出そうとしても分からない

僕がしばらく考え込んでいると、その男が背伸びをしながら起きた

「んっっ！！ふぁー………ん？」

？をつけた後、男はまだ覚醒してないであろう顔を僕に向けたままフワフワしていた

挨拶しないのは失礼かなぁ、って思って口を開く

「ぁ、、お、はよ…ござます、、」

普通に言ったつもりだったけど、声が掠れて、上手く喋れなかった

「…………………」

「ぁ、の？」

何も反応しない男を不快に思いながらも、気づいて欲しくて手を振る

「………ぇ、、え"！？」

あぁ、やっと気づいてくれた

ちょっと喜んでいると、男の人が僕の手元にあった機械を取り通話した

「ああああのお！！！目を！冷が目を覚ましました！！」

ちょいちょい？うるさいよ？

ここって、見るからに病室だよね？病院だよね？静かにしようよ！迷惑じゃん！

「あの、うるさいです、病院なので静かにしてもらえませんか？」