My school life 〜first love〜
それから10分後、授業開始のチャイムと同時になんとか女子の群れから脱出できた俺は、優をおいて保健室へ。

「失礼しまーす。」

「おっはよー!レイくーん!相方さんはー?」

「教室の…って髪!どうしたのそれ?」

目の前にいるのは、茶色の髪の女の子。
間違いなく黒野なのだが…

「あーこれ?似合う?」

「うん。すごく似合うけど…一瞬誰かわからなかった。」

サラサラの明るめの茶色が別人を思わせた。

「…メガネかけたら真面目そう。かけたらね。」

「かけなくても真面目ですぅ」

「かけたらエロいな。」

「なっ…///」

からかうと面白いんだ。
顔を真っ赤にして下を向く。

…本当、純粋すぎて困るわ。
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