My school life 〜first love〜

優side

ー島崎優sideー

ファミレスなう。

黒野の昔のこと、漠然とは知っていた。当然、事故のことだって。

でも、それ以上に知らないこともたくさんあって、それが彼女にとって、話しずらいことだっただろうし、思い出したくなかったことだったかもしれない。

そのうえで話してくれ、今俺らを信じてくれている。

それが何よりも嬉しかった。


ーピロリロリンッ♪


…空気読めよKY。一体どこのどいつだ!?

『加藤奈美姐さん』

わぁおっ、びっくり!
……なんかごめんなさーい!!
声に出さなくてよかったぁ。

あっ姐さんツッコんでくれていいからね?
むしろ、ツッコミいれるトコだからね??

加藤からのメール。俺との距離約1メートル。というか前の席に座っている。

直接言えないのか?


不思議に思いながらも文面を見る。


『いいこと思い付いたから、乗ってくれない?』

…直感的に、よくねぇな。
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