ハートブレイカー
確かに・・・ここはお泊まり禁止だもんね・・・。
それより、「うち」ってどこよ。
「悪いな。夕方一度電話するから。これ持っとけ」
そう海堂さんは言うと、私のスマホをくれた。
「ありがと・・・ん?何これ」
見慣れないストラップ、というか私はストラップをつけたことがない。
ていうか・・・。
「じゃあな。明日の朝また来る。勝手に退院するなよ。まあ、してもいいが・・・直哉は俺と一緒にいるということを忘れるな」
「がっ、そんなことしませんっ!」
私の叫び声は、彼の背中に届いたのだろうか。
ポーカーフェイスに目線は上からの・・・度合いが少し減ってたような。
「それよりこれ。猫?それと・・毛糸玉かな」
ご丁寧に鈴までついてる。
猫が毛糸玉とおぼしきものにじゃれついてる小さなストラップを、チョンとつつくと、チリンと鈴が鳴った。
「何これ」
呆れた口調とは裏腹に、私はなぜか笑顔になっていた。
それより、「うち」ってどこよ。
「悪いな。夕方一度電話するから。これ持っとけ」
そう海堂さんは言うと、私のスマホをくれた。
「ありがと・・・ん?何これ」
見慣れないストラップ、というか私はストラップをつけたことがない。
ていうか・・・。
「じゃあな。明日の朝また来る。勝手に退院するなよ。まあ、してもいいが・・・直哉は俺と一緒にいるということを忘れるな」
「がっ、そんなことしませんっ!」
私の叫び声は、彼の背中に届いたのだろうか。
ポーカーフェイスに目線は上からの・・・度合いが少し減ってたような。
「それよりこれ。猫?それと・・毛糸玉かな」
ご丁寧に鈴までついてる。
猫が毛糸玉とおぼしきものにじゃれついてる小さなストラップを、チョンとつつくと、チリンと鈴が鳴った。
「何これ」
呆れた口調とは裏腹に、私はなぜか笑顔になっていた。