ハートブレイカー
4
あ・・・頭、痛くない。 打ってない。
ていうか私、床に倒れてない。
温かくて硬い体。
たくましい感触。
ムスクの香り。
たった一夜のつながりだったけど、忘れることができない・・・懐かしさ。
私の足に自力で立つ力が戻ったのが、彼にも分かったはずだ。
何せ今の私は、彼に支えられて立ってるようなものだから。
ていうか、超至近距離なんですけど!
とにかく・・・しまった。
ここは大手の商社ビル内で、しかも私は顔合わせに来た一女。
倒れそうになるという失態をしでかしてしまった。
こんな不健康な女なんて、会社にとってはこの上なく不利なはず。
それに私だって・・・私だって。
彼がここにいる以上、私だってここで働くわけにはいかない。
ていうか私、床に倒れてない。
温かくて硬い体。
たくましい感触。
ムスクの香り。
たった一夜のつながりだったけど、忘れることができない・・・懐かしさ。
私の足に自力で立つ力が戻ったのが、彼にも分かったはずだ。
何せ今の私は、彼に支えられて立ってるようなものだから。
ていうか、超至近距離なんですけど!
とにかく・・・しまった。
ここは大手の商社ビル内で、しかも私は顔合わせに来た一女。
倒れそうになるという失態をしでかしてしまった。
こんな不健康な女なんて、会社にとってはこの上なく不利なはず。
それに私だって・・・私だって。
彼がここにいる以上、私だってここで働くわけにはいかない。