ハートブレイカー
翌日の土曜日。
私はどうしても行かなければいけないところがあった、というか、できた。
託児所は休みなので、どうしようかと迷った挙句、思いきって駒野さんにレスキューを頼んでみた。
誰かに頼るなんて、非常に私らしくない。
でもあそこに直哉を連れて行くわけにはいかない。
家族の醜態を、無垢な子どもに見せたくなかった。
幸い、駒野さんは喜んでオーケーしてくれた。
「大丈夫よ。直哉くんには晩ごはんまでうちで食べてもらうから。なんだったらうちに泊まる?祐樹も喜ぶと思うんだけど」
「あぁそれは・・・後で考えます。とにかく、ありがとうございます。助かります」
「いいからいいから。行っておいで」
駒野さんと直哉、それから祐樹くんに見送られて、私は青い軽に乗り込んだ。
実家へ行くために。
私はどうしても行かなければいけないところがあった、というか、できた。
託児所は休みなので、どうしようかと迷った挙句、思いきって駒野さんにレスキューを頼んでみた。
誰かに頼るなんて、非常に私らしくない。
でもあそこに直哉を連れて行くわけにはいかない。
家族の醜態を、無垢な子どもに見せたくなかった。
幸い、駒野さんは喜んでオーケーしてくれた。
「大丈夫よ。直哉くんには晩ごはんまでうちで食べてもらうから。なんだったらうちに泊まる?祐樹も喜ぶと思うんだけど」
「あぁそれは・・・後で考えます。とにかく、ありがとうございます。助かります」
「いいからいいから。行っておいで」
駒野さんと直哉、それから祐樹くんに見送られて、私は青い軽に乗り込んだ。
実家へ行くために。