ハートブレイカー
「あちらさんも乗り気だったから、気にしないでいいって。むしろ浪川さんの体調を気遣われてたよ」
「はぁ・・・」
「俺だって浪川さんが適任だと思ったから、どれほど仕事のスキルがあるのか、それなりにアピールしてきたし。まあでも、浪川さんはあくまでも、うちの派遣さんだから。あなたが失礼な態度を取れば、それはうちにも影響するって事、忘れないで」
「・・・はい」
確かに、松本さんの言うとおりだ。
それに・・・本部長さんの苗字が「海堂」なら、その人は氷室さんじゃあないってこと。
あのときの部屋にいたオジサマの誰かだろうけど・・・一体どの人だろう。
氷室さんしか覚えてない、から。
とにかく、そこまで私のことを考えてくれてるなら、逆に私の気持ちを分かってくれるかもしれない。
私のことを買いかぶりすぎだと認めてくれませんか?
「はぁ・・・」
「俺だって浪川さんが適任だと思ったから、どれほど仕事のスキルがあるのか、それなりにアピールしてきたし。まあでも、浪川さんはあくまでも、うちの派遣さんだから。あなたが失礼な態度を取れば、それはうちにも影響するって事、忘れないで」
「・・・はい」
確かに、松本さんの言うとおりだ。
それに・・・本部長さんの苗字が「海堂」なら、その人は氷室さんじゃあないってこと。
あのときの部屋にいたオジサマの誰かだろうけど・・・一体どの人だろう。
氷室さんしか覚えてない、から。
とにかく、そこまで私のことを考えてくれてるなら、逆に私の気持ちを分かってくれるかもしれない。
私のことを買いかぶりすぎだと認めてくれませんか?