ハートブレイカー
営業1課の課長と営業1課事務の、上司と部下として一緒に仕事をして、もうすぐ3年目。
今まで私のことを一お仕事ロボットとしてしか見なかった彼が、あのときだけは、私を女として見てくれた。
「浪川」じゃなくて、「愛美」と呼んでくれた。
何度も何度も。
優しく触れてくれた。
キスしてくれた。
眉間に少ししわを寄せて感じている顔に、かすかに出した低い声に、感じているときに少し手に力が入る様に、私の全身が、魂が喜びの声を上げていた。
『朔哉。ほら、俺の名前、言ってみろ』
『さ、さく・・・やぁ!』
『そうだ、愛美。もっと俺の・・・名前を呼べ』
ブッブー!!!!
今まで私のことを一お仕事ロボットとしてしか見なかった彼が、あのときだけは、私を女として見てくれた。
「浪川」じゃなくて、「愛美」と呼んでくれた。
何度も何度も。
優しく触れてくれた。
キスしてくれた。
眉間に少ししわを寄せて感じている顔に、かすかに出した低い声に、感じているときに少し手に力が入る様に、私の全身が、魂が喜びの声を上げていた。
『朔哉。ほら、俺の名前、言ってみろ』
『さ、さく・・・やぁ!』
『そうだ、愛美。もっと俺の・・・名前を呼べ』
ブッブー!!!!