ハートブレイカー
「・・・・・・・・は?な、なんで、氷室さんが・・・」
「氷室は俺の母方の苗字だ。海堂朔哉が通常の俺の名だ」
「はあ?何騙して・・・」
「騙してない。氷室も俺の苗字に変わりはないが、あそこを辞めて海堂商事に入ってからは、ずっと海堂姓しか名乗ってない」
「あ、そう」
ってちょっと待って。
てことはこの人、海堂商事の人、だよね。
そしてこの人が・・・氷室さんが、「海堂本部長さん」なわけよね?
つまりこの人、海堂商事の御曹司ってことだよね!?
スマホの向こうから、氷室さん・・じゃなかった、海堂さんの声がかすかに聞こえてきた。
でも私はスマホを耳から離し、赤いボタンを押してスマホをオフにした。
「氷室は俺の母方の苗字だ。海堂朔哉が通常の俺の名だ」
「はあ?何騙して・・・」
「騙してない。氷室も俺の苗字に変わりはないが、あそこを辞めて海堂商事に入ってからは、ずっと海堂姓しか名乗ってない」
「あ、そう」
ってちょっと待って。
てことはこの人、海堂商事の人、だよね。
そしてこの人が・・・氷室さんが、「海堂本部長さん」なわけよね?
つまりこの人、海堂商事の御曹司ってことだよね!?
スマホの向こうから、氷室さん・・じゃなかった、海堂さんの声がかすかに聞こえてきた。
でも私はスマホを耳から離し、赤いボタンを押してスマホをオフにした。