ハートブレイカー
「朝早くからどうし・・・」
・・・泣き声?しかも子ども。
直哉か。
ニヤついていた顔が、嫌でも引き締まった。
とにかく、落ち着いて状況把握だ。
こんな朝早くに、息子がいきなり電話をかけてきた。
愛美は俺を避けてる。 なのに、だ。
しかも、直哉(むすこ)が、だ。
ということは、何かあったに違いない。
「直哉か?どうした」
極力優しい声を出せ。
直哉を怯えさせず、落ち着かせろ。
そして状況を話させないと。
「うっ、ま、ママが・・・ママが!」
やっぱり愛美に何かあったのか。
息子に聞かせないよう、心の中で盛大に舌打ちをした。
「たすけて、パパぁー!!」
・・・ったく。
初めて「パパ」と呼ばれたのに、この状況で喜べないだろ!
愛美・・・覚えとけよ!
「今行く」
・・・泣き声?しかも子ども。
直哉か。
ニヤついていた顔が、嫌でも引き締まった。
とにかく、落ち着いて状況把握だ。
こんな朝早くに、息子がいきなり電話をかけてきた。
愛美は俺を避けてる。 なのに、だ。
しかも、直哉(むすこ)が、だ。
ということは、何かあったに違いない。
「直哉か?どうした」
極力優しい声を出せ。
直哉を怯えさせず、落ち着かせろ。
そして状況を話させないと。
「うっ、ま、ママが・・・ママが!」
やっぱり愛美に何かあったのか。
息子に聞かせないよう、心の中で盛大に舌打ちをした。
「たすけて、パパぁー!!」
・・・ったく。
初めて「パパ」と呼ばれたのに、この状況で喜べないだろ!
愛美・・・覚えとけよ!
「今行く」