秒針のとまった世界で
5秒
カーテンの隙間から、もれる陽射しが眩しくて、僕は目を覚ました。
同時に、現実に打ちのめされた。
もう陽司はいない。
その事実を受け止めることが出来ない。
本当は生きてるんだろ?これはドッキリで、僕をはめようとしてるだけだろ?
いくら現実逃避しても、事実は変わらない。
陽司は死んだ。死んだんだ。
もう会うことも出来ない。
飲みに行く約束してたのにな。
―…なぁ、何が悪くてこんなことになったんだ?
犯人か。
犯人が駅で刃物を持って暴れたからか?
それとも電車に乗ろうとしたから悪いのか?
犯人だよな…。こいつを憎めば陽司は成仏できるよな?
でも、もし仇を討ったら陽司は喜ぶ?
僕が犯罪者になって喜ぶわけがないよな。
問い掛けても返事なんかない。
自問自答になってしまう。
あたり前か。
陽司は死んだんだから。
同時に、現実に打ちのめされた。
もう陽司はいない。
その事実を受け止めることが出来ない。
本当は生きてるんだろ?これはドッキリで、僕をはめようとしてるだけだろ?
いくら現実逃避しても、事実は変わらない。
陽司は死んだ。死んだんだ。
もう会うことも出来ない。
飲みに行く約束してたのにな。
―…なぁ、何が悪くてこんなことになったんだ?
犯人か。
犯人が駅で刃物を持って暴れたからか?
それとも電車に乗ろうとしたから悪いのか?
犯人だよな…。こいつを憎めば陽司は成仏できるよな?
でも、もし仇を討ったら陽司は喜ぶ?
僕が犯罪者になって喜ぶわけがないよな。
問い掛けても返事なんかない。
自問自答になってしまう。
あたり前か。
陽司は死んだんだから。