ずっと好きだった。
そして、第3Qが始まると、ウチのチームは調子が出てきて、

12点差をつけた。

72対60。もう一息…。

ウチのチームは、このまま逆転されることなく勝つことができた。

監督も含め、みんなが一息ついた試合だった。

決勝戦当日。

円陣は、マネージャーの私達も参加した。

「今日絶対勝って、全国行くぞ!」

「「おう!!」」

決勝戦にはアナウンスが入る。

「A高校 4番真島貴広。」

「はい!お願いします!」

ハイタッチをしてコートに出て行く。

「5番佐伯遥」

「はい、お願いします」

「10番湊道隆」

「はぁい!お願いします」

「16番五十嵐洸太」

「はい!お願いします」

「21番架端翔馬」

「はい!お願いします!」

両チームが出揃い、ジャンプボールの体勢になる。
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