ずっと好きだった。
ピッピッ。ホイッスルがなる。
会場にはざわめきが起きる。
「レフェリータイム!」
審判のその声でやっと状況が飲み込めた。
翔馬が…怪我をしてる。
あたしはすぐに駆け寄る。
翔馬は足首を強く捻ったようだ。
「大丈夫か?五十嵐!翔馬と交代だ」
翔馬は真島先輩や道隆先輩が肩をかしてる。
翔馬はベンチの端で寝っ転がってる。
顔にタオルをかけてるから、表情がわからない。
試合に戻ると、まだ点差は戻らず、ウチのチームが勝ってる。
第4Q。翔馬の穴が、ここになって出始めていた。
まず、五十嵐では体力がここまで続かなくなってきたこと。
あと、リバウンドが小林先輩だけでは辛くなってきたこと。
翔馬はやっとベンチに座っているけど、
やっぱりタオルで表情がわからない。
相手チームに逆転された。
その瞬間、なにかが音を立てて崩れ始めた。
ズルズルと点差を付けられてしまった。
62対74。残り1分…
ピッーーー。ホイッスルが会場に響き渡る。
試合は終了した。
得点は、67対80。ここで負けてしまった。
会場にはざわめきが起きる。
「レフェリータイム!」
審判のその声でやっと状況が飲み込めた。
翔馬が…怪我をしてる。
あたしはすぐに駆け寄る。
翔馬は足首を強く捻ったようだ。
「大丈夫か?五十嵐!翔馬と交代だ」
翔馬は真島先輩や道隆先輩が肩をかしてる。
翔馬はベンチの端で寝っ転がってる。
顔にタオルをかけてるから、表情がわからない。
試合に戻ると、まだ点差は戻らず、ウチのチームが勝ってる。
第4Q。翔馬の穴が、ここになって出始めていた。
まず、五十嵐では体力がここまで続かなくなってきたこと。
あと、リバウンドが小林先輩だけでは辛くなってきたこと。
翔馬はやっとベンチに座っているけど、
やっぱりタオルで表情がわからない。
相手チームに逆転された。
その瞬間、なにかが音を立てて崩れ始めた。
ズルズルと点差を付けられてしまった。
62対74。残り1分…
ピッーーー。ホイッスルが会場に響き渡る。
試合は終了した。
得点は、67対80。ここで負けてしまった。