ずっと好きだった。
「あー。みちるちゃんすごい濡れてる。

翔馬!なんで守ってあげなかったのよ?」

夏菜子先輩は笑いながらそういう。

「ったく。ほら。タオル」

「え。あ、ありがとう。タオル持ってきてたんだね」

「まぁな」

「結構女子力高いね」

いつもの流れで言う。

「ばーか!ちげーっつの。」

頭をこつっと叩かれた。

懐かしいなぁ。そんな気もした。

自然と、笑えてきた。

「笑った。」

「え?」

「今日、全然自然と笑ってなかったから。

ちょっと嬉しかった」

それだけ言って、歩き始める翔馬。

ドクッ。あれ?今、心臓が跳ねた。

「次どーする?」

「あー!私、ここ行きたーい!コーヒーカップ!」

あずさ先輩がコーヒーカップをチョイスして、

あたしたちはコーヒーカップに行った。

「俺、苦手だからこっから見てるわ」

真島先輩は待つことになった。

「じゃ、グッチョッパーしてさ、ぺあでのろっか!」

「いいねー!じゃ、せーの!グッチョッパーで…」

あたしはパーを出した。
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