ずっと好きだった。

テスト一週間前になり、部活は休み。、

俺の家に平瀬を呼び勉強を教えてもらっている。

で、今日はテスト前日。

「あー。えとね。これはさ、この数字が…」

教えてもらってる時は、結構近くに顔がある。

しかも、いい匂いするし。

我慢すんの大変。

「ちょっと。聞いてる?」

「おう。ここをこーすりゃいんだろ?」

「そうそう、あとはできるでしょ」

そう言って平瀬は自分の勉強を始めた。

平瀬の使うテキストをみると、かなり難しい。
(俺にとっては…)

やべ。俺めちゃ、頭良くなってるわ。

スラスラ解ける。

「あ。もうこんな時間かー。

あたし、そろそろ帰るね」

時計を見れば、もう6時半。

はえーな。明日が本番だわ。

「送ってく。」

「え?いいよ。1人で帰れるし」

「だめ。意外と外暗いから」

「じゃ、遠慮なく」
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