ずっと好きだった。
高校3年 夏
【side みちる】


ミーンミンミンミン。

セミの鳴き声かあ。もう夏だ。

どの部活も、本気になって活動していた。

夏休み前最後の登校。


「みっちるー!」

「紗香ー。おはよ」

「明日から夏休みだねー。」

「だねー。」

あたしたちは、お互い部活のため全力を尽くす同盟を組んでる。

「絶対、甲子園行くっーて、雅也が言ってた」

「うん。うちのチームも、全国制覇だーって、

もう毎日言ってる」

「頑張ろ!」

「うん!」


夏休み前で盛り上がってた。


今日は3時間しかなくて、すぐ終わった。

その後お弁当食べて、部活が始まった。


「ダッシュ!」

あたしは、ホイッスルを吹きながら指示する。
< 190 / 237 >

この作品をシェア

pagetop