ずっと好きだった。
「よし。座れ座れ」

選手全員が、もう汗だく。

ベンチにいた人たちは、うちわで選手を仰ぐ。

マネージャーは、足のマッサージを徹底。

「よし。水分補給しっかりしろ!

一旦、加藤と、中田交代。このまま、マンツーでいく。

次も、この調子で頑張れ。まぁ、強いて言えばもっとテンポ上げろ。」

監督のその助言で、第3Qが始まった。

マイボールから。

五十嵐はドリブルをせずに、パスを早く回す。

真田くんはジャンプシュートをした。

相手にブロックされて、速攻をされた。

相手に決められる。

あ。またカットされた。

気づけば、逆転されてて、

44対54で第3Qが終わった。

「よし。中田と加藤交代」

また最初のメンバーに戻る。

「まだ、いける。諦めんなよ?」

「「はい!」」

翔馬…みんな。絶対、勝とう!
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