ずっと好きだった。
日が経つのは、すごい早いなぁ。

なんだか、少し肌寒くなってきた。

もう、11月。

「みちるー!今日、一緒に帰ろ~!」

紗香があたしの所にくる。

「うん!いい…「だーめ」

翔馬があたしの言葉を遮ってそう言ってきた。

「それは、こっちのセリフ!

今日はもとから約束してたもん!」

あれ?約束なんてしてたっけ?

「俺は、毎日登下校って約束してんの!」

その約束も…した覚えない。

「そんなの嘘でしょ!みちる、早く行こ!」

「えぇ?あ。うん」



「約束なんてしてないでしょ~?」

「どうしても、話したいことがあったのー!」

「なに?」

歩きながらではちょっとというので、

あたしの家に行くことにした。


「で?話って?」
< 219 / 237 >

この作品をシェア

pagetop