ずっと好きだった。




翔馬は部員のみんなの元に、小走りで行った。


その姿が、1年生の頃とは違って男の人らしくなってた。




外に出てみると、愛実がいてニヤニヤしながら質問を浴びせてきた。

「どうだった?好きだとか応援ありがとうとか言われた?」




「言われてないよ。そんなこと言われるわけないよ」




「えぇー。じゃあ愛実が気を使った意味ないじゃーん。」




愛実はがっかりしながら、とぼとぼ歩き始めた。
< 6 / 237 >

この作品をシェア

pagetop