ずっと好きだった。
監督が翔馬の肩を叩き、翔馬は嬉しそうに礼をした。
「監督、何話したのかね」
「あたしも、気になります。」
夏奈子先輩は、笑いながら話してきた。
「平瀬!今日はもう帰っていいぞー」
監督がそう言う。
「え、そしたら、夏奈子先輩一人で片付けに…」
「今日は一人で大丈夫だ!とにかく、帰っていい!」
「あ、はい。わかりましたー!」
「えぇー。みちるちゃん帰るのー?」
「はい。よくわかんないけど、お先ですー!」