ずっと好きだった。
「そういえば…さっき監督と何話してたの?」
「なんか褒められた。明日から部活に正式に入ることになった」
「そうなんだ。頑張って。期待の新人君」
「やめろよ!そんなんじゃねーよ」
「そんなこと言って。嬉しそうな顔してるよ?」
「は?んなわけねーだろ!バカ野郎」
こつんと、頭をたたかれた。
相変わらずの元気さと優しさ。懐かしいな。
「3年生強いな。これは全国行くわけだわ」
「うん。去年の3年生よりも強いかもしれないって、あずさ先輩が言ってた」