ずっと好きだった。
「わかりました!翔馬~待ってよ!」
「もう終わったのか?」
「うん。明後日練習試合なんだけど…
その時にゾーンをやるから今日の午後練習が終わったあとで、
3年のスタートのメンバーと、五十嵐、春馬、翔馬は残れだって!」
「俺も?」
「多分出すって言ってたよ。良かったじゃん!」
平瀬は、俺の背中をバシバシ叩いてくる。
俺の、実力もそこそこ認められたってことか。
よし。絶対試合出てやる。