ずっと好きだった。


平瀬はボトルをとって、道隆さんのところに走っていった。

平瀬はニコニコしながら喋ってるし。



なんなんだよ。道隆さん。平瀬にちょっと構い過ぎじゃねーの?


…。何考えてんだ、俺。構い過ぎだとか、

道隆さんの勝手だ。




みんな体育館を出て、俺も平瀬も同じ方向だから一緒に帰ることにした。


「あー!みっちーと翔馬一緒に帰ってるよー!」

「本当だ。そういう関係か、お前ら」

「ちょっと、からかわないでくださいよ!」



道隆さんと佐伯さんは、笑ってからかっている。
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