ずっと好きだった。
しまった。なにやってんだ、俺は。
「ごめんな。俺なんか変だよな」
…。平瀬の事は中学の時にもう終わったはずなのに。
まだ好きだって。でももう、忘れるしかねえ。
平瀬に迷惑だ。
切り替えろ、俺。
「あ。じゃあね、翔馬」
気づけば、平瀬の家に着いていた。
「明後日、頑張ってね」
「おう。さんきゅ」
平瀬が家に入っていくのを見送った。
…平瀬。
今は、部活のことを考えよう。明後日の試合の事でも考えよう。