ずっと好きだった。
ライバル
【side 翔馬】
夏休みになってから、部活の休みは一日もなかった。
試合が近いこともあって、普段よりはハードじゃなかった。
試合前日。その日は、シューティング練習のみで、
自由参加だった。
もちろん俺は参加した。
参加してたのは、わずかな数だった。
3年生は、いつものスタートのメンバーのみ。
2年生も同様。1年生らは、一人もいない状況だった。
俺は集中していたから、周りの音がすべてシャットアウトされてた。
「…まぁー!」
誰か叫んでるなぁ。
「翔馬ぁー!」
ボールをガツッとぶつけられてやっと気づく。
平瀬が俺を呼んでいたのか。
「ごめん、なに?」
「休憩しな」
「へ?それだけ?」
「そうだよ。二時間ずっと打ちっぱなしはよくないよ」
少し怒っているようだった。
「そうだな。」
端っこに行って、ボトルの水を飲む。
平瀬が俺を見張るように、じっと見てくる。
夏休みになってから、部活の休みは一日もなかった。
試合が近いこともあって、普段よりはハードじゃなかった。
試合前日。その日は、シューティング練習のみで、
自由参加だった。
もちろん俺は参加した。
参加してたのは、わずかな数だった。
3年生は、いつものスタートのメンバーのみ。
2年生も同様。1年生らは、一人もいない状況だった。
俺は集中していたから、周りの音がすべてシャットアウトされてた。
「…まぁー!」
誰か叫んでるなぁ。
「翔馬ぁー!」
ボールをガツッとぶつけられてやっと気づく。
平瀬が俺を呼んでいたのか。
「ごめん、なに?」
「休憩しな」
「へ?それだけ?」
「そうだよ。二時間ずっと打ちっぱなしはよくないよ」
少し怒っているようだった。
「そうだな。」
端っこに行って、ボトルの水を飲む。
平瀬が俺を見張るように、じっと見てくる。