イデア
「ねえ。」
「えっ!?」
「ここ。空いてる?」


うん…と小さく頷いた。

そして,気まずい雰囲気を払拭する為にも,私は出来るだけ明るく聞いた。


「ねぇ…甫芽くんて英語出来たよね!?私英語出来ないから…教えて欲しいなーなんて…」
「いいよ!?」


あ,以外にアッサリOKなんだ…。
胸ではホッとする気持ちとは裏腹に,何処かドキンと高鳴った。
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