光の少女Ⅱ【救出編】
火焔達が大広間に来ると、そこには大勢の兵士が集まっていた。
「あの、一体何をするんですか?」
「ふふ、見てればわかるわ」
火焔達と同じように呼ばれたらしい聖が聞くと、窮姫が返す。
「さあ、始めましょう」
その言葉で兵士達がいる部屋に、何かがばらまかれたように彼等の姿が見えなくなる。
次にその姿が見えた時には、異形の者へと変わっていた。
「なっ?一体何を!?」
「何って、魔族の力を彼等に移してあげたのよ」
「どうして、そんなこと・・・」
水蓮が聞いた時、窮姫は目を冷たく細めた。
「それは、向こうが宝珠を随分手に入れてしまったから、此方も戦力をあげないといけないでしょう?」
「だからといって、これは!」
「・・・・・・彼等を助ける方法もないわけじゃないのよ。ただ、宝珠の力が必要なのだけど、それも向こうにある宝珠すべての力がね」
「っ・・・、それはあいつらが集めた分も取ってこいってことか?」
「ふふ、どうするかは任せるわ。ただ、助けたいのなら、ね」
そう言うと窮姫は立ち去っていく。
残された火焔達は、変わり果てた兵士達を前に暫く立っているだけだった。
「あの、一体何をするんですか?」
「ふふ、見てればわかるわ」
火焔達と同じように呼ばれたらしい聖が聞くと、窮姫が返す。
「さあ、始めましょう」
その言葉で兵士達がいる部屋に、何かがばらまかれたように彼等の姿が見えなくなる。
次にその姿が見えた時には、異形の者へと変わっていた。
「なっ?一体何を!?」
「何って、魔族の力を彼等に移してあげたのよ」
「どうして、そんなこと・・・」
水蓮が聞いた時、窮姫は目を冷たく細めた。
「それは、向こうが宝珠を随分手に入れてしまったから、此方も戦力をあげないといけないでしょう?」
「だからといって、これは!」
「・・・・・・彼等を助ける方法もないわけじゃないのよ。ただ、宝珠の力が必要なのだけど、それも向こうにある宝珠すべての力がね」
「っ・・・、それはあいつらが集めた分も取ってこいってことか?」
「ふふ、どうするかは任せるわ。ただ、助けたいのなら、ね」
そう言うと窮姫は立ち去っていく。
残された火焔達は、変わり果てた兵士達を前に暫く立っているだけだった。