光の少女Ⅱ【救出編】
第5章 最悪の事態
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「ピィ、ピイィ」
「可愛いね!この飛竜!花音ちゃんにも凄くなついているみたいだし」
街の中を散策していた時、風華が花音の肩に止まり、顔を擦りつけている白亜を見て言う。
「うん、まさかこんなになついてくれるとは思わなかったよ」
そんなことを返し、花音は風華と歩いていく。
(でも、よかった、またこうやって話せて・・・)
話しながら、風の国で過ごしていた日々を思い出し、ふと自分の手首を見て花音は声を上げた。
「あっ!」
「どうしたの?」
「これ、返さないとね」
言いながら、手首につけたままだったブレスレットを外して、風華に差し出す。
「はい。これ、ありがとう」
「うん」
ブレスレットを受けとった風華が笑った時、ふと街の入口の方が騒がしくなった気がした。
「どうしたんだろ?行ってみようか」
風華に声を掛けて、花音は入口の方へ足を向ける。
街の入口が見える位置まで来ると、そこには光の街の中へ入ってくる火焔達がいた。
「どうして、あの三人が?」
「花音ちゃん、どうするの?」
「・・・とりあえず、光輝に知らせてきて」
風華にそれだけ言うと、花音は再び走り出した。
「ピィ、ピイィ」
「可愛いね!この飛竜!花音ちゃんにも凄くなついているみたいだし」
街の中を散策していた時、風華が花音の肩に止まり、顔を擦りつけている白亜を見て言う。
「うん、まさかこんなになついてくれるとは思わなかったよ」
そんなことを返し、花音は風華と歩いていく。
(でも、よかった、またこうやって話せて・・・)
話しながら、風の国で過ごしていた日々を思い出し、ふと自分の手首を見て花音は声を上げた。
「あっ!」
「どうしたの?」
「これ、返さないとね」
言いながら、手首につけたままだったブレスレットを外して、風華に差し出す。
「はい。これ、ありがとう」
「うん」
ブレスレットを受けとった風華が笑った時、ふと街の入口の方が騒がしくなった気がした。
「どうしたんだろ?行ってみようか」
風華に声を掛けて、花音は入口の方へ足を向ける。
街の入口が見える位置まで来ると、そこには光の街の中へ入ってくる火焔達がいた。
「どうして、あの三人が?」
「花音ちゃん、どうするの?」
「・・・とりあえず、光輝に知らせてきて」
風華にそれだけ言うと、花音は再び走り出した。