光の少女Ⅱ【救出編】
第3章 再会
1
元の世界に戻って来て、二週間。
花音は、自宅へと全力で走っていた。
昼休みに届いた母からのメールを見てから、授業終了を今か今かと待ちわび、終わると同時に飛び出してきたのだ。
家が見えてくるにつれて、思わず笑みが浮かんでくる。
「ただいま!」
「あら、おかえ・・・」
「お母さん!メールに書いてあったこと、本当!?」
言い終わる前に聞くと、母は苦笑を浮かべた。
「ええ、本当よ。客間に寝かせているから、そろそろ気が付くんじゃないかしら?」
「ありがとう!」
そう言って、着替えることもしないで、制服のまま花音は客間に向かった。
客間について、扉を開ける。すると、中にいた銀髪の少年がちょうど身を起こしたところだった。
「風夜!」
その姿を見て、花音は彼の近くに駆け寄る。
「よかった。無事だったんだね」
「・・・ああ」
「で、他の皆は?」
風夜しかいないことに、後の三人はどうなったのか気になり、問い掛ける。
「あの後、一度ばらばらで逃げたんだよ。それでまた戻って、此方に来たんだ。でも、まだ三人は来てないみたいだな」
「そっか。うん、でも逃げたなら、三人も無事だよね」
花音は安心したように笑う。
一人で此方に来てしまい、あの後、どうなったのかわからなかった為、無事がわかっただけで安心出来た。
元の世界に戻って来て、二週間。
花音は、自宅へと全力で走っていた。
昼休みに届いた母からのメールを見てから、授業終了を今か今かと待ちわび、終わると同時に飛び出してきたのだ。
家が見えてくるにつれて、思わず笑みが浮かんでくる。
「ただいま!」
「あら、おかえ・・・」
「お母さん!メールに書いてあったこと、本当!?」
言い終わる前に聞くと、母は苦笑を浮かべた。
「ええ、本当よ。客間に寝かせているから、そろそろ気が付くんじゃないかしら?」
「ありがとう!」
そう言って、着替えることもしないで、制服のまま花音は客間に向かった。
客間について、扉を開ける。すると、中にいた銀髪の少年がちょうど身を起こしたところだった。
「風夜!」
その姿を見て、花音は彼の近くに駆け寄る。
「よかった。無事だったんだね」
「・・・ああ」
「で、他の皆は?」
風夜しかいないことに、後の三人はどうなったのか気になり、問い掛ける。
「あの後、一度ばらばらで逃げたんだよ。それでまた戻って、此方に来たんだ。でも、まだ三人は来てないみたいだな」
「そっか。うん、でも逃げたなら、三人も無事だよね」
花音は安心したように笑う。
一人で此方に来てしまい、あの後、どうなったのかわからなかった為、無事がわかっただけで安心出来た。