光の少女Ⅱ【救出編】
「・・・やめておけ。あまり刺激すると、先程と同じようなことになるぞ」
「そうよ。・・・死にたくなかったら、黙ってなさいな」
何かを投げたような様子の神蘭に続くように窮姫の声が聞こえてくる。
いつの間にかに現れていた彼女は、神蘭が投げたのであろうナイフを手で弄んでいた。
「ふふ、それにしてもなかなか面白いことになってるじゃない?・・・なるほど、貴方の中にも魔族の血が混じっていたから、前に術をかけた時、あそこまで抵抗できたというわけね」
面白そうに笑みを浮かべた窮姫が風夜を見る。
「ねぇ、今からでも遅くはないわ。此方に来ない?まだ完全ではないようだけど、完全に力が目覚めれば、私達と同等。悪いようにはしないわ」
「俺は・・・」
「よく考えた方がいいわよ。宝珠の力は貴方を傷付け、神族達は貴方を消そうとする。そちらにいたら、貴方の身の保障はないわ」
その言葉に花音は神蘭達の方を見る。だが、神蘭達は誰もが難しい表情をしていて、その言葉を否定することはなかった。
「ふふ、いい返事を待ってるわ」
そう言い、窮姫は大臣や火焔達を連れて、姿を消した。
「そうよ。・・・死にたくなかったら、黙ってなさいな」
何かを投げたような様子の神蘭に続くように窮姫の声が聞こえてくる。
いつの間にかに現れていた彼女は、神蘭が投げたのであろうナイフを手で弄んでいた。
「ふふ、それにしてもなかなか面白いことになってるじゃない?・・・なるほど、貴方の中にも魔族の血が混じっていたから、前に術をかけた時、あそこまで抵抗できたというわけね」
面白そうに笑みを浮かべた窮姫が風夜を見る。
「ねぇ、今からでも遅くはないわ。此方に来ない?まだ完全ではないようだけど、完全に力が目覚めれば、私達と同等。悪いようにはしないわ」
「俺は・・・」
「よく考えた方がいいわよ。宝珠の力は貴方を傷付け、神族達は貴方を消そうとする。そちらにいたら、貴方の身の保障はないわ」
その言葉に花音は神蘭達の方を見る。だが、神蘭達は誰もが難しい表情をしていて、その言葉を否定することはなかった。
「ふふ、いい返事を待ってるわ」
そう言い、窮姫は大臣や火焔達を連れて、姿を消した。