光の少女Ⅱ【救出編】
「フフフ・・・」
同時刻、花音の家の外にいた聖は、聞こえてきた笑い声に視線を動かす。
そこには、花音達のことを襲ってきた女がいた。
「楽しそうですね」
「フフ、正直、此処まで抵抗してくるとは、思わなかったわ」
「・・・まだ堕ちていなかったんですか?!」
女の言葉に、聖は驚いたような表情をする。
「ええ、でも・・・」
「でも?」
「そろそろ限界の筈。・・・フフ、楽しみね。早くゲームを始めたいわ」
そう言いながら、女は本当に楽しそうな笑みを浮かべていた。