光の少女Ⅱ【救出編】
(お願い!元に戻って!)
飛び付くように風夜を地面へ倒し、彼の胸に手を当て、そのまま力を注ぎ込む。
再び別の力が加えられてきて、花音はその力に押しきられそうになるのを堪える。
(・・・これじゃ。さっきと状況が変わらない。もっと強い力じゃないと、もっと・・・!)
その強い思いに反応したように、ペンダントが光り出す。
(もっと強く!もっと、もっと・・・!)
ペンダントの光が強く、大きくなっていく。
(まだ、足りない!これじゃ、まだ風夜を助けられない!)
更に力を強めた時、ピキッと何かが割れるような音が聞こえてくる。
それと同時に、少しずつだが、自分の中に力が流れ込んでくるのを感じた。
(これなら、いける!)
風夜の身体を通してせめぎあっていた力が、徐々に向こう側へ傾いていく。
「うああああっ!」
それに手応えを感じて、一気に力をはねあげる。
その時、ペンダントが砕け散ったようにも思えたが、それを気にしているような状況ではなかった。
「うぐっ・・・、あああっ!」
苦痛の声を上げた風夜から、黒いものが飛び出し、消えていく。
意識を失い、倒れてきた彼を抱き止めた時には、花音自身も限界で、段々と意識が遠くなっていった。
飛び付くように風夜を地面へ倒し、彼の胸に手を当て、そのまま力を注ぎ込む。
再び別の力が加えられてきて、花音はその力に押しきられそうになるのを堪える。
(・・・これじゃ。さっきと状況が変わらない。もっと強い力じゃないと、もっと・・・!)
その強い思いに反応したように、ペンダントが光り出す。
(もっと強く!もっと、もっと・・・!)
ペンダントの光が強く、大きくなっていく。
(まだ、足りない!これじゃ、まだ風夜を助けられない!)
更に力を強めた時、ピキッと何かが割れるような音が聞こえてくる。
それと同時に、少しずつだが、自分の中に力が流れ込んでくるのを感じた。
(これなら、いける!)
風夜の身体を通してせめぎあっていた力が、徐々に向こう側へ傾いていく。
「うああああっ!」
それに手応えを感じて、一気に力をはねあげる。
その時、ペンダントが砕け散ったようにも思えたが、それを気にしているような状況ではなかった。
「うぐっ・・・、あああっ!」
苦痛の声を上げた風夜から、黒いものが飛び出し、消えていく。
意識を失い、倒れてきた彼を抱き止めた時には、花音自身も限界で、段々と意識が遠くなっていった。