光の少女Ⅱ【救出編】
「何、この音・・・、あっ!」
そう呟いて、空を見上げた花音は、声を上げた。
此方に向かって、四匹の飛竜が飛んでくる。
そのうちの一匹が、風夜にすりよるのを見て、花音はその四匹が自分達が乗っていた四匹だと気付いた。
「-この子達は無事だったんだ」
「ああ。危険を感じて、逃げたんだろうな」
「そっか」
「飛竜か。・・・懐かしいな」
「そうだね。飛竜の里に返した私の飛竜、元気かな?」
「移動手段は必要だし、行ってみる?」
「飛竜の里?」
美咲と星夢の言葉に花音は聞き返した。
「何、この音・・・、あっ!」
そう呟いて、空を見上げた花音は、声を上げた。
此方に向かって、四匹の飛竜が飛んでくる。
そのうちの一匹が、風夜にすりよるのを見て、花音はその四匹が自分達が乗っていた四匹だと気付いた。
「-この子達は無事だったんだ」
「ああ。危険を感じて、逃げたんだろうな」
「そっか」
「飛竜か。・・・懐かしいな」
「そうだね。飛竜の里に返した私の飛竜、元気かな?」
「移動手段は必要だし、行ってみる?」
「飛竜の里?」
美咲と星夢の言葉に花音は聞き返した。
「そう。飛竜達の故郷よ。この世界から出る時に、パートナーだった飛竜達をそこに戻したの。でも、これからは必要になるから、助けに行く前に、飛竜の里へ行きたいんだけど」
琴音に言われ、花音は風夜を見た。
「飛竜の里か。そうだな。夜天達を助けたら、飛竜の数も足りなくなるし」
「決まりだな」
「そこに行くまでは、二人ずつだな」
「私達は、いつも通りでいいかな」
そう言うと、風夜は頷く。
そして、組み合わせが決まった後、二人ずつ乗せた飛竜は、空へと飛び上がっていった。