光の少女Ⅱ【救出編】
キンコンカンコーン
授業終了のチャイムが鳴り、花音は溜め息をついた。
(・・・やばいな。授業もかなり進んでたから、全然わからなかった)
ずっと休んでいた花音に気を使ってか、当ててくる教師はいなかったが、それも数日間だけだろう。
(帰ったら、頑張らないと!)
「あれ?もう帰るの?」
荷物を纏め、立ち上がったところで、梨沙が声を掛けてくる。
「う、うん。暫く、学校に来てなかったから、頑張って追い付かないと」
「そっか。・・・ん?」
そこで何かに気が付いたように、飛鳥が声を上げた。
「どうしたの?」
「珍しいね。花音がそんなペンダントしてるの。それに・・・」
「そのブレスレットも、綺麗だねー」
「確かに。アクセサリーなんて、前はつけなかったのに」
飛鳥に続けて、未央と梨沙が言う。
「・・・うん。・・・今の私にとって、御守りのようなもので、大切なものなんだ」
「・・・そう」
花音がそう答えると、三人はふと視線を交わしあう。
それに首を傾げた花音は、時計を見て、慌てて荷物を持った。
「ごめんね、寄りたいところもあるから、もう帰るね。・・・また明日」
「うん。また明日ね」
そう返してきた未央達に手を振ると、花音は教室を出た。
授業終了のチャイムが鳴り、花音は溜め息をついた。
(・・・やばいな。授業もかなり進んでたから、全然わからなかった)
ずっと休んでいた花音に気を使ってか、当ててくる教師はいなかったが、それも数日間だけだろう。
(帰ったら、頑張らないと!)
「あれ?もう帰るの?」
荷物を纏め、立ち上がったところで、梨沙が声を掛けてくる。
「う、うん。暫く、学校に来てなかったから、頑張って追い付かないと」
「そっか。・・・ん?」
そこで何かに気が付いたように、飛鳥が声を上げた。
「どうしたの?」
「珍しいね。花音がそんなペンダントしてるの。それに・・・」
「そのブレスレットも、綺麗だねー」
「確かに。アクセサリーなんて、前はつけなかったのに」
飛鳥に続けて、未央と梨沙が言う。
「・・・うん。・・・今の私にとって、御守りのようなもので、大切なものなんだ」
「・・・そう」
花音がそう答えると、三人はふと視線を交わしあう。
それに首を傾げた花音は、時計を見て、慌てて荷物を持った。
「ごめんね、寄りたいところもあるから、もう帰るね。・・・また明日」
「うん。また明日ね」
そう返してきた未央達に手を振ると、花音は教室を出た。