光の少女Ⅱ【救出編】
地面に掘られた穴に親が埋められるのを、じっと見ている子竜に花音は近付く。
「ねぇ、あなたも一緒に来る?」
「ピィ?」
子竜が花音を見上げる。
「皆もいいよね?」
「うん。私はいいよ。可愛いと思うし」
琴音が言い、他の者達も頷く。
「ね?行こう」
にっこりと笑った花音に、少し考えるような素振りを見せた後、子竜はすりよってきた。
「ピィー、ピィー!」
「あはは、くすぐったいよ!」
「ピィ、ピィ!」
「そうだ、名前付けないと!」
「ピィ?」
「そうだね・・・、白亜・・・、白亜にしよう。ね、今日からあなたは白亜って呼ぶね」
「ピィ!ピィーー!」
花音の言葉を理解しているのか、どこか嬉しそうに名を付けられた子竜が飛び回る。
「おい、花音。そろそろ行くぞ」
「あ、うん。白亜、おいで!」
風夜の声に、花音は白亜を呼ぶと、彼の所へ行く。
「しっかり掴まっててね」
「ピッ!」
花音の肩に掴まった白亜に声を掛け、自身も風夜の腰に手を回す。
目指すのは、夜天達が捕まっている水の国だった。
「ねぇ、あなたも一緒に来る?」
「ピィ?」
子竜が花音を見上げる。
「皆もいいよね?」
「うん。私はいいよ。可愛いと思うし」
琴音が言い、他の者達も頷く。
「ね?行こう」
にっこりと笑った花音に、少し考えるような素振りを見せた後、子竜はすりよってきた。
「ピィー、ピィー!」
「あはは、くすぐったいよ!」
「ピィ、ピィ!」
「そうだ、名前付けないと!」
「ピィ?」
「そうだね・・・、白亜・・・、白亜にしよう。ね、今日からあなたは白亜って呼ぶね」
「ピィ!ピィーー!」
花音の言葉を理解しているのか、どこか嬉しそうに名を付けられた子竜が飛び回る。
「おい、花音。そろそろ行くぞ」
「あ、うん。白亜、おいで!」
風夜の声に、花音は白亜を呼ぶと、彼の所へ行く。
「しっかり掴まっててね」
「ピッ!」
花音の肩に掴まった白亜に声を掛け、自身も風夜の腰に手を回す。
目指すのは、夜天達が捕まっている水の国だった。