光の少女Ⅱ【救出編】
第3章 分かたれた道
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「さてと、花音達は暫くこの街にいるつもりなんでしょ?なら、今の内にいってこようか」
光の街に来てから一日が経った朝食の席で、琴音が言う。
「えっ?行くって、何処に?」
「向こうの世界だよ。だって、花音ちゃん達、宝珠を集めてるんでしょ?」
「俺達の一族の宝珠は、向こうに持っていってるからな。この街で休んでいるうちに行ってくるかって話さ」
「私達が宝珠を持ってくれば、あとは陰、火、水、地と風の宝珠になるでしょ。まぁ、その五つをどうするかが問題だろうけど」
聞き返した花音に、美咲、凍矢、星夢が返してくる。
「宝珠を集めてたのか?だったら、陰の宝珠の場所知ってるぞ」
「・・・本当!?」
そこで口を挟んできた紫影を、花音は見た。
「あぁ。もし、全ての宝珠が必要なら、陰の宝珠もだろ。案内してもいいけど」
「うん。じゃあ、琴音ちゃん達が行ってる間に・・・」
「姉上!」
そこで光輝の声がして、彼の方を見る。
すると、彼だけでなく、紫影と花音以外の全員が複雑そうに見ていた。
「さてと、花音達は暫くこの街にいるつもりなんでしょ?なら、今の内にいってこようか」
光の街に来てから一日が経った朝食の席で、琴音が言う。
「えっ?行くって、何処に?」
「向こうの世界だよ。だって、花音ちゃん達、宝珠を集めてるんでしょ?」
「俺達の一族の宝珠は、向こうに持っていってるからな。この街で休んでいるうちに行ってくるかって話さ」
「私達が宝珠を持ってくれば、あとは陰、火、水、地と風の宝珠になるでしょ。まぁ、その五つをどうするかが問題だろうけど」
聞き返した花音に、美咲、凍矢、星夢が返してくる。
「宝珠を集めてたのか?だったら、陰の宝珠の場所知ってるぞ」
「・・・本当!?」
そこで口を挟んできた紫影を、花音は見た。
「あぁ。もし、全ての宝珠が必要なら、陰の宝珠もだろ。案内してもいいけど」
「うん。じゃあ、琴音ちゃん達が行ってる間に・・・」
「姉上!」
そこで光輝の声がして、彼の方を見る。
すると、彼だけでなく、紫影と花音以外の全員が複雑そうに見ていた。